読解と記述解答の基本戦略が定式化されて、ようやく私の授業の行き当たりばったりの印象が払拭できた、というところでしょうか。こういう解説をもっと早くやれればよかったですね。
まぁ、西大和にいる間はそれまでと比べて法外に忙しくて(どうも奈良の県民性労働者に対する考え方のようですが)、家庭のバックアップがなくなれば早晩破綻してしまう感じの雑然とした働き方だったので、定式化どころの状況ではなかったのです。また、そうした環境ではどうしても「ずるい方に・何もしない方に定式化する」のが流行ってしまいますね。「国語じゃどうせ差はつかない」「書いてあることだけ書けば点数取れる」といったウンザリ来るような俗説と精神論で、これでどうやって高3の重要な時期に賢くなれというのか。
皆さんには少しでもやった分は賢くなってもらいたい。というわけで、基幹教材である07年度本試験の、中盤以降の戦略について解説を始めます。
2007年度『読書について』一本の論拠がつなぐ混迷の論旨 :
〈 ☆☆ここから先は会員専用ページです。⇩ ログインしてください ⇩ ☆☆ 〉