2020年8月4日 ataketomi(管理人) 2009年度第1問 原 研哉『白』②【論拠の構成の総括】テーマに関わる論理展開の分岐【ロジカルシンキングのお題としての「批評」】 きわめて「現代文」的に〝テーマ学習〟の題材の面からこの年度を読み解くとするなら、「個々人の人生賭けた一発勝負vs集団による常時アップデート」という、知的財産の成立プロセスの対立についての〝批評行為〟...
2020年12月1日 ataketomi(管理人) 2009年度第1問 原 研哉『白』③放棄された結論――勘所は中盤にあり【ロジカルシンキングのお題としての「批評」】 ロジカルシンキングの批評対象としての掌編、それが『白』の立ち位置かと思います。一言で言えば、この文章は体よく結論をとりまとめただけの悪文で、筆者によってまとめきれなかった中盤の論理:世阿弥の芸術観〝...
2020年7月29日 ataketomi(管理人) 2009年度第1問 原 研哉『白』①一見簡単な「評論」を珍しく出題した大学の意図とは 国語総合の教科書にある文章で、授業で取り扱ったついでに投稿します。原 研哉の『白』です。 この記事のタイトルの通り、「評論」の中でも明確な「現代の技術文明批判」をテーマとしていて、難解なことは何もないような初歩的な文章かのように扱われることも...
2019年6月21日 ataketomi(管理人) 【プチ解説】2013年度京大「ブリューゲルへの旅」について 続いて、京都大学2013年「ブリューゲルへの旅」について、この6月考査前の学習を通じてしっかり仕上げてもらいたいことについてコメントしておきたいと思います。 「2013年京都大学第1問『ブリューゲルへの旅』」: 〈 ☆☆ここから先は会員専用ペー...
2019年12月8日 ataketomi(管理人) 2010年度第1問 『ポスト・プライバシー』②(問1,2,3解答編)幹から枝へ、PBLで分かれているのは段落じゃない 言語による論理には後出しの部分がどうしても付きまとう―――2010年度第1問『ポスト・プライバシー』における読解の下処理は前回で終了しました。捉え方一つで読解の大きなハードルを乗り越えたあとに待ち構えているのは、「記述において何をどこまで書くか...
2021年1月19日 ataketomi(管理人) [事務連絡]ブログ保守点検報告・期間限定の記事追加のお知らせ 間が空いてしまって、ごく2,3名の熱心なアクセスの受験生の皆さん、すみません。 コロナ禍のなか、講師業以外は基本システム構築のことばかりやってきましたけれども、さすがに2次試験が近いということで、いくらかでも記事を追加していこうと思います。...