解答編①(問1〜問3)です。第二回オープン・実戦の時期にレベルアップを図りましょう。
この文章は二〇一六年度「反知性主義者たちの肖像」と同じく、「本来前提に置くべきこと」が結論のところで解き明かされているために、遅い謎解きが前半部の論理的な読解を阻むパターンになっています。これについては二〇一六年度の解説記事と前回の記事とで対策を行いましたので、読解の戦略を明 ...
解答編①(問1〜問3)です。第二回オープン・実戦の時期にレベルアップを図りましょう。
この文章は二〇一六年度「反知性主義者たちの肖像」と同じく、「本来前提に置くべきこと」が結論のところで解き明かされているために、遅い謎解きが前半部の論理的な読解を阻むパターンになっています。これについては二〇一六年度の解説記事と前回の記事とで対策を行いましたので、読解の戦略を明 ...
第二回東大オープンの直前ですね。二〇一六年度随筆『馬の歯』の解説記事に色分けをしながらさんざん推敲に苦しんだあとになって、複数の〈r〉を処理する単純な方法を思いつきました。いつも授業では黒板を書く過程でうやむやに教えていた「初見での〈r〉の実戦的な解き方」を今回は説明したいと思います。
PBL系の易しめの文体なので、賢い人達は全般に半分くらいはやすやすと取って ...
非論理的な〈レトリック〉を論理的な筋道に使った面倒くさいケースは、2019年度「科学と非科学の〈はざま〉で」の直近ではこの14年度「馬の歯」になるでしょう。
理科類を受験する人にもこの記事を勧めているのは、大学が好んで出題する文章中のテーマ、モチーフ(題材)に、具体物への置き換えや構図の単純化を伴う〈レトリック〉が悪さをするということはいわば必然であり、その読み ...
「本試験の文系第4問」2014年度の解決編です。添付したPDFですぐに構造把握できる難易度であるぶん「記述」作業を遂行するまでの戦略の質が争点となる出題となっています。
謎解き自体が多少手間なので、本題にさっそく入りますが、この演習課題の2014年度は、4つの設問の傍線部のすべてに〈象徴表現〉があるのに皆さんも気がついたかと思います。
複数のexをどう扱う ...
前回予告した課題解決型の練習問題として、アクティブラーニングが前期教養の基軸として定まった時期である二〇一一年度の問題を挙げたいと思います。論理展開が正しく分かりやすい論説文なので、二〇一六年度よりもすっと読めるはずです。二〇一二年度の『意識は実在しない』(物心二元論)とともに、自分が読み解きの手順がスムーズにできているかどうかのベンチマークを取るための復習課題と ...
課題解決型の対策はポイントが多くて大変ですが、ようやくここで記述をする段階に入ってきました。理路を明確にした、最短経路の記述解答を書きましょう。
前の記事までの作業を通して『筆者自身の問題のとらえ方』いわゆる〝問題の本質〟が見えてきた人は、書かなくてよい些末な理屈というのがだんだんと分かってくるはずです。
たとえば「三次関数の実数解の大小だけ考えればいい ...